トイレに座る

集団体操前にご説明させていただいている、「今週のポイント」について、アップさせていただきます。

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法人で取り組んでいます生協10の基本ケアの中の「3.トイレに座る」についてです。
トイレで排泄することは、人間が護るべき尊厳の基本と考えます。



※ 以下ユニ・チャーム排泄ケア研究所より抜粋

◎排泄障害は、加齢に伴って多発する代表的な老年症候群といえます。
◎特に後期高齢者において、「ちかい」「もれる」「出ない」の排尿障害と「便秘」の排便障害が急増します。
◎尿失禁・便失禁により、羞恥心にさいなまれることは、自己嫌悪や自律性の喪失にもつながっていきます。
◎こうした状況にある高齢者は、やがて、閉じこもりがちになり、自立への意欲を失ってしまうこともあります。
◎また、「排泄障害とはトイレが使えない障害」とも定義できると思います。
◎トイレが使えなくなる原因のひとつに、トイレ動作の問題があります。
◎運動機能の障害によって、トイレに移動できない、便座に移乗できない、パンツの上げ下ろしができないことが原因で、おむつに排泄せざるを得ない状況に追い込まれてしまった高齢者もたくさんいます。

【トイレを使う生活を長く続けるために、大切なことは?】
①尿意・便意があり、トイレまで失禁しない。:尿意・便意を感じる・骨盤底筋郡が働いている
②トイレまでの動線に危険がない(特に夜間の転倒に注意):手すりの設置、筋力の維持・向上
③自分でズボンの上げ下ろしができる:手指の筋力、立位バランス、体幹・下肢筋力の維持・向上
④自分で拭くことができる(清拭):衛生管理能力、注意力、認知機能など
⑤便秘や排尿障害がない:腹圧がかけられる、前立腺肥大や膀胱炎などの病気がない、膀胱が柔らかい

※頻尿:一般的には、日中の排尿回数が8回以上の場合。しかし、1日の排尿回数は人によって様々ですので、1日に何回以上の排尿回数が異常とは一概にはいえず、8回以下の排尿回数でも自分自身で排尿回数が多いと感じる場合には頻尿といえます。夜間は1回以上が頻尿と言われますが、高齢者の場合は一般的にみられます。3回以上は生活に支障が出ることがあるため注意が必要です。


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